里のアーティスト達
銀河の里の日常において生まれてくる物語や感動の体験を基に、スタッフが絵を描いたり、作詞作曲をし、それをバンドで演奏する活動を行っています。里の現場で起こってきた関係性の物語を、芸術や音楽などのカタチで発信していくことで、新たな文化の創造につながるのではないかと思いながら、その活動を少し紹介させていただきます。
アートデザイナー:佐藤万里栄
岩手大学にてグラフィックデザインを学ぶ。2010年卒業後、銀河の里に入社。現場で働きながら、そこで感じた出来事をモチーフに絵を描き始める。当時から、あまのがわ通信の表紙絵を担当している。
2017年には、くらしのフェスティバルの企画・運営を行い、グループ展には自身の絵を出展する。そのほか、銀心會のオリジナルCDのジャケットを制作するなど活躍している。
画家:伊藤正代
2005年よりワークステージ銀河の里に通所。水耕栽培ハウス班で活躍。
2009年の岩手障がい者芸術文化祭をかわきりに、2010年からプリン展、2013年から奈良県主催「東大寺BIG幡プロジェクト」に出展する。
2015年からスタッフの中屋、佐藤とともに銀河の里内でのグループ展を開催し、2017年には、くらしのフェスティバルのグループ展に出展し、その後も創作活動に意欲的に取り組む。
絵本作家:伊東奈々恵
2018年、盛岡大学卒業後、銀河の里に入社。高齢者グループホームで働きはじめる。学生時代から取り組んでいた絵本つくりを、現場の利用者との出会いや初めての出来事などから感じる想いや感情を、絵や絵本というカタチにしている。
パンク&ロックバンド:銀心會
Vo&Gt 龍太狼 Dr 川戸道 ky 広周 Ba 大さん
現場の利用者から貰った言葉や想いを歌詞やメロディに変え、カタチに残し、我々世代や次の世代につなげていくことが大きな役割と感じ活動している。
オリジナル曲をひきさげ、岩手県内のLiveイベント中心に活動している。
メンバーの龍太狼と川戸道、広周の3人は、銀河の里の現場で働きながら音楽活動をしている。大さんは、龍太狼の幼馴染であり、里の芸術活動の理解者の一人である。
ワークステージ銀河の里 太鼓隊
2018年より、ワークステージ銀河の里に通うワーカーと、銀河の里のスタッフで和太鼓に取り組む。以前よりアフリカンダンスなどの身体表現活動を行ってきたが、言葉を超えて他と繋がることを可能にする有用な媒体とし、限度的にハンディがある人にとっても、言語的に行き詰った現代にあっても、大いなる可能性を秘めていると取り組みを始めている。大学の公開講座や学会の中で、里の物語と太鼓に舞踏を組み合わせた演舞の発表や地域の中で発表の場を貰い活動している。